カブトムシの3齢幼虫とは?大きさや特徴・育て方をわかりやすく解説

カブトムシの3齢幼虫は、幼虫期で最後の成長段階です。2齢からさらに体が大きくなり、マットを食べる量やフンの量も増えていきます。

また、3齢の期間は比較的長く、十分に成長したあとは蛹になるための準備を始めます

この記事では、カブトムシの3齢幼虫の特徴や大きさ、2齢との違い、育て方、マット交換のタイミング、蛹化前に見られる変化について解説します。

目次

カブトムシの3齢幼虫とは?

3齢幼虫の特徴

カブトムシの幼虫は、初齢→2齢→3齢と脱皮を繰り返しながら成長します。初齢幼虫から2齢幼虫へ成長し、2齢幼虫が脱皮すると3齢幼虫になります。

実際に飼育している幼虫では、2齢から3齢へ脱皮する瞬間を撮影できました。

体が成長すると、マットを食べる量も増えていきます。ケースやボトルの中に大きなフンが目立つようになるため、マットの減り具合やフンの量を確認しながら飼育しましょう

3齢幼虫はこの状態でしばらく成長を続け、十分に成熟すると蛹になるための準備を始めます。

いつ3齢になる?

カブトムシの幼虫が3齢になる時期には個体差があります。孵化してから3齢になるまでの日数は、飼育温度やマットの状態、エサとなるマットの量、個体の成長スピードなどによって変わります。

そのため、「孵化から○日で必ず3齢になる」とは限りません。同じ時期に孵化した幼虫を同じような環境で育てていても、脱皮するタイミングがずれることがあります。

日数だけで判断するのではなく、体や頭部の大きさなど、幼虫の変化を観察しながら成長段階を確認するのがおすすめです。

3齢幼虫の大きさ

2齢幼虫との違い

3齢幼虫になると、2齢のころと比べて体が大きくなり、全体的にずっしりとした見た目になります。体長だけでなく体にも厚みが出るため、並べてみると大きさの違いがわかりやすいでしょう。頭部も成長し、2齢より頭幅が広くなります。

動画埋め込み予定

ただし、幼虫は体を丸めたり伸ばしたりするため、体長だけで成長段階を判断するのは難しい場合があります。体の太さや頭部の大きさなどもあわせて観察するのがおすすめです。

また、3齢になると体の大きさだけでなく、食べる量にも変化が見られます。マットをたくさん食べるようになり、それにともなってフンも大きく、量も多くなります。
» カブトムシの幼虫のフンは成長すると大きくなる?見分け方を解説

2齢から3齢への変化は、体の大きさだけでなく、食べる量やフンなどからも成長を実感しやすい時期といえるでしょう。

3齢幼虫の体重は?

3齢幼虫の体重には個体差があります。わが家で飼育している3匹の3齢幼虫を実際に測ったところ、体重はそれぞれ13g、10g、8gでした。

体重は個体差だけでなく、3齢になってからどのくらい成長しているかによっても変わります。そのため、「3齢幼虫なら〇g」と一つの数字で判断するのではなく、目安の一つとして考えましょう。

3匹の体重や成長の様子は、こちらの記事で継続して記録しています。
» 3匹のカブトムシ幼虫を個別飼育|成長記録はこちら

3齢幼虫の育て方

エサ(マット)

3齢幼虫のエサには、カブトムシの幼虫飼育に適した発酵マットを使用するのが一般的です。幼虫はマットの中で生活しながら、エサとしてマットを食べて成長します。

3齢になると体が大きくなり、2齢までと比べて食べる量も増えていきます。そのため、飼育ケースやボトルを定期的に確認し、マットが減っていないか、フンが増えていないかをチェックしましょう。

マットが十分に残っている場合は、頻繁に交換する必要はありません。幼虫への負担を減らすためにも、必要以上に掘り返さず、普段はケースの外から様子を観察するのがおすすめです。

100均で購入したマットでも幼虫を飼育しています。実際に孵化した幼虫がどのように成長したのか、【100均マットで育てた幼虫の成長記録】で紹介しています。

マット交換

3齢幼虫を飼育していると、マットを食べた分だけフンが増えていきます。ケース内にフンが目立つようになったり、マットの量が少なくなったりしたら、交換を検討するタイミングです。

また、マットの劣化やコバエなどの発生も、交換を検討する目安になります。
» カブトムシの飼育でコバエが発生する原因は?予防方法と対策を解説

マットを交換するときは、古いマットをすべて捨てるのではなく、状態に問題がなければ一部を新しいマットに混ぜる方法もあります。新しいマットは、使用する商品の説明に従って適切な状態に整えてから使用しましょう。

3齢の期間は比較的長いため、決まった日数だけを基準に交換するのではなく、マットの残量やフンの量、状態を確認しながら判断することが大切です。

温度管理

3齢幼虫を飼育するときは、高温や急激な温度変化を避けることが大切です。

飼育ケースは直射日光が当たらない場所に置き、室温が高くなりすぎないように注意しましょう。特に夏場は、直射日光が当たるとケース内の温度が急激に上昇することがあります。

また、冷暖房の風が直接当たる場所など、短時間で温度が大きく変わる環境も避けるのがおすすめです。

3齢幼虫は秋から冬にかけてもマットの中で過ごします。季節に合わせて自然に気温が下がること自体は問題ありませんが、極端な高温や急激な温度変化を避け、できるだけ安定した環境で飼育しましょう。

3齢幼虫はどのくらいの期間続く?

カブトムシの幼虫は、初齢・2齢と比べて3齢で過ごす期間が長いのが特徴です。

夏に孵化した幼虫は、初齢から2齢、3齢へと成長し、秋から冬にかけても3齢幼虫の状態で過ごします。冬を越したあと、春になって気温が上がると、少しずつ蛹化に向けた準備が始まります。

蛹化が近づくと、エサとなるマットを食べる量が減ったり、体の色が変化したりすることがあります。その後、幼虫はマットの中に蛹室を作り、蛹になる準備を進めます。

ただし、3齢になる時期や蛹化を始めるタイミングには個体差があります。飼育温度や環境によっても前後するため、「3齢になってから〇か月で蛹になる」と一律に判断することはできません

日数だけを目安にせず、幼虫の様子やマットの状態を観察しながら成長を見守りましょう。

カブトムシの一生や、幼虫から蛹・成虫へ成長する流れについては、以下のページでも詳しく紹介されています。
» 秋田県森づくり推進機構「昆虫シリーズ カブトムシ」(外部サイト)

3齢幼虫が蛹になる前に見られる変化

人工蛹室の中にいるカブトムシの蛹

3齢幼虫は十分に成長すると、蛹になるための準備を始めます。蛹化が近づくと、それまでとは食べ方や見た目、行動などに変化が見られるようになります。

食べる量が減る

3齢幼虫は成長期にたくさんのマットを食べますが、蛹化が近づくと少しずつ食べる量が減っていきます。マットを食べ進む様子が少なくなり、フンの量にも変化が見られることがあります。

ただし、食べる量が減ったからといって、必ずしもすぐに蛹になるとは限りません。温度や飼育環境、個体差によっても活動量は変わるため、ほかの変化とあわせて様子を確認しましょう。

体の色が変化する

蛹化が近づくと、幼虫の体にも変化が現れます。成長期の3齢幼虫は白っぽい体をしていますが、蛹化が近づくにつれて体が黄色っぽく見えるようになることが多いです。

体つきにも変化が見られ、成長期のころとは少し違った姿になっていきます。こうした変化も、蛹になる準備が進んでいるかを判断する目安の一つです。

蛹室を作り始める

蛹になる時期が近づくと、3齢幼虫はマットの中に「蛹室(ようしつ)」と呼ばれる空間を作り始めます。

蛹室は、幼虫が蛹になり、その後羽化するまでを過ごす大切な場所です。カブトムシはマットを押し固めながら、自分の体が収まるほどの空間を作ります。

蛹室を作り始めたあとは、マット交換やケースを動かすことはできるだけ避けましょう。蛹室が壊れると、正常に蛹化・羽化できなくなる可能性があります。

蛹化が近づいた幼虫は、できるだけ刺激せず、静かに見守ることが大切です。

3齢幼虫でよくある疑問

地表に出てきて動かないカブトムシの3齢幼虫

マットの上に出てきても大丈夫?

3齢幼虫がマットの上に出てきたからといって、すぐに異常とは限りません。一時的に地表へ出て、その後自分で潜っていくこともあります。

ただし、何度も地表に出てくる場合は、マットの状態や水分量、温度、フンの量などを確認してみましょう。飼育環境が幼虫に合っていない可能性も考えられます。

無理にマットへ押し込まず、まずは幼虫の様子と飼育環境を確認することが大切です。

動かなくても大丈夫?

幼虫は常に活発に動いているわけではありません。特に脱皮の前後や蛹化が近づいた時期には、動きが少なくなることがあります。

少し触って反応するかを何度も確認するより、マットの中にいる場合はできるだけ刺激せずに様子を見ましょう。

ただし、地表で長時間動かない、体に明らかな異変があるなど、普段と違う様子が見られる場合は注意が必要です。

3齢幼虫は何cmくらい?

3齢幼虫は成長すると、カブトムシの幼虫のなかでもっとも大きなサイズになります。

ただし、体の大きさには個体差があり、成長段階やオス・メスなどによっても異なります。また、幼虫は普段C字型に丸まっており、伸びたり縮んだりするため、体長を正確に測るのは簡単ではありません。

そのため、体長だけで成長具合を判断するのではなく、体重や体の太さ、頭部の大きさなどもあわせて観察すると良いでしょう。

実際に飼育している3齢幼虫の体重を測り、成虫と比較してみました。

動画埋め込み予定

オスとメスは見分けられる?

3齢幼虫になると、幼虫の状態でもオスとメスを見分けられる場合があります。

判別するときは、幼虫のお腹側にある特徴を確認します。オスには腹部に特徴的な印が見られることがあり、メスには見られません。

ただし、個体によっては判別しにくいこともあります。確認するために幼虫を長時間触ったり、何度もひっくり返したりするのは避け、観察は短時間にとどめましょう。
» カブトムシの幼虫のオス・メスの見分け方 

まとめ

3齢幼虫は、カブトムシの幼虫期で最後の成長段階です。2齢のころより体が大きくなり、マットを食べる量やフンの量も増えていきます。

3齢で過ごす期間は比較的長く、冬を越したあとには蛹化に向けた準備が始まります。マットの状態や温度、幼虫の様子を確認しながら、成長を見守りましょう。

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