「カブトムシの幼虫は、オスとメスを見分けられるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
カブトムシは、幼虫の時期でもお腹側の特徴を観察することで、オス・メスを見分けられる場合があります。
この記事では、カブトムシの幼虫の性別を見分けるポイントや、実際に飼育している3齢幼虫を観察した様子を紹介します。
カブトムシの幼虫はオス・メスを見分けられる?
カブトムシは、幼虫の段階でも体の特徴からオス・メスを見分けられる場合があります。
性別を確認するときは、幼虫のお腹側を観察します。初齢や2齢では特徴がわかりにくいため、ある程度成長した3齢幼虫のほうが確認しやすいでしょう。
ただし、幼虫の状態や個体差によっては判別しにくいこともあります。幼虫の段階での性別判定は、あくまで目安として考えておきましょう。
カブトムシの幼虫のオス・メスの見分け方
オスに見られる特徴
オスの3齢幼虫は、お腹側のお尻に近い部分にV字型の筋が見られることがあります。V字の中央付近に小さなくぼみが確認できる場合もあります。
» 伊丹市昆虫館 「カブトムシ幼虫の体重と頭幅の性差間比較」(外部サイト)

実際にBeetle Noteで飼育している3齢幼虫を観察したところ、赤丸で囲んだ部分にV字のような特徴を確認できました。
ただし、V字はいつでもくっきり見えるとは限りません。幼虫の体勢やマットの付着によって見えにくいこともあるため、無理に体を伸ばして確認する必要はありません。
メスに見られる特徴
メスの幼虫には、オスに見られるV字型の筋がありません。 そのため、オスと同じ腹部の位置を確認し、V字型の特徴があるかどうかを見比べます。
また、十分に成長したメスでは、お尻付近に黄色っぽい粒状のものが透けて見える場合があります。大阪市立自然史博物館では、これを羽化後に産む卵として紹介しています。
ただし、V字が見えない=必ずメス、と安易に断定しないほうが安心です。体勢などによってオスの特徴を確認できない場合もあります。そのため、Beetle Noteでは幼虫の段階では「オス」「メス」と断定せず、「オス予想」「メス予想」として記録しています。
カブトムシの幼虫はいつから性別がわかる?
カブトムシの幼虫の性別を確認するなら、3齢幼虫まで成長してからがおすすめです。
初齢や2齢の幼虫は体が小さく、性別を見分けるための特徴を確認しにくいためです。成長して体が大きくなると、お腹側の特徴を観察しやすくなります。
初齢・2齢は判別しにくい
初齢・2齢の幼虫はまだ体が小さいため、お腹側を見てもオス・メスの特徴を確認するのが難しい場合があります。
性別を確認するために何度も幼虫を触ったり、無理に体勢を変えたりする必要はありません。小さいうちは成長を待ち、3齢になってから改めて観察してみましょう。
カブトムシの幼虫は、脱皮を繰り返しながら初齢・2齢・3齢へと成長します。それぞれの見分け方や成長の違いは「カブトムシの初齢・2齢・3齢とは?見分け方や成長の違いをわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。
3齢幼虫になると観察しやすい
3齢になると幼虫の体が大きくなり、お腹側の性別を見分けるポイントも観察しやすくなります。
マット交換や体重測定などで幼虫を取り出す機会があれば、そのタイミングでお腹側を確認してみるとよいでしょう。性別を確認するためだけに、何度もマットから掘り出す必要はありません。
ただし、3齢幼虫でも必ず性別を判別できるとは限りません。個体や成長段階、体勢などによって特徴がわかりにくい場合もあります。
はっきり判断できないときは無理に決めず、幼虫の段階では「オス予想」「メス予想」として楽しむのもおすすめです。
実際に3匹の3齢幼虫の性別を予想してみた

| 幼虫 | 性別予想 | 観察した特徴 |
| A | オス? | V字状の紋らしきものが見えた |
| B | オス? | うっすらとV字状の紋が見えた |
| C | オス? | V字状の紋が比較的はっきり見えた |
3匹ともV字状の紋があるように見えたため、今回は「オス?」と予想しました。ただし、見え方には個体差があり、幼虫の段階での予想です。羽化後に実際の性別を確認する予定です。
3匹の体重測定や成長の様子は「3匹成長記録 #2」で紹介しています。
幼虫の性別を確認するときの注意点
カブトムシの幼虫の性別を確認するときは、観察のために幼虫へ負担をかけすぎないことが大切です。性別がわかりにくい場合でも、何度も触ったり無理に体勢を変えたりせず、次の機会を待ちましょう。
幼虫を長時間触らない
性別を確認するためだけに、何度も幼虫をマットから掘り出すのは避けましょう。確認するときは、マット交換や体重測定など、もともと幼虫を取り出すタイミングにあわせるのがおすすめです。
お腹側を観察したら必要以上に触らず、できるだけ早くマットへ戻します。
判別できなくても無理に確認しない
3齢幼虫でも、個体や体勢によっては性別の特徴がはっきり見えないことがあります。判別しにくいときは無理に確認せず、さらに成長してからもう一度観察するか、蛹化・羽化を待ちましょう。
幼虫の段階で性別がわからなくても、飼育に問題はありません。Beetle Noteでも、幼虫の性別はあくまで「予想」として記録していきます。
カブトムシの幼虫の性別に関するよくある質問
ここでは、カブトムシの幼虫の性別についてよくある疑問に回答します。
Q. 3齢幼虫なら必ずオス・メスがわかりますか?
3齢幼虫でも、必ずオス・メスを判別できるとは限りません。
3齢になると体が大きくなり、性別を見分けるための特徴を観察しやすくなります。しかし、個体の状態や体勢によっては特徴がはっきり見えないこともあります。
わかりにくい場合は無理に判別せず、次のマット交換などのタイミングで改めて確認してみましょう。
Q. 幼虫の大きさでオス・メスを見分けられますか?
幼虫の大きさだけで、オス・メスを判断するのは難しいでしょう。幼虫の成長には個体差があるため、「大きいからオス」「小さいからメス」とは限りません。
性別を予想するときは、体の大きさではなく、お腹側に見られる特徴を確認するのがおすすめです。
Q. オスとメスで幼虫の体重は違いますか?
カブトムシの幼虫は個体によって体重に差があるため、体重だけで性別を判定することはできません。
Beetle Noteで個別飼育している3匹は、同じ3齢幼虫でも成長の過程や体重の増え方に違いが見られました。3匹の詳しい成長記録や性別予想は、「3匹成長記録 #2」で紹介しています。
まとめ|幼虫の性別はお腹側を観察してみよう
カブトムシは、幼虫の段階でもお腹側の特徴からオス・メスを予想できます。
性別を確認するときは、大きさや体重だけで判断せず、お腹側の特徴を観察してみましょう。特に3齢幼虫まで成長すると、初齢・2齢のころより特徴を確認しやすくなります。
ただし、幼虫の段階では判別しにくい個体もいます。わからない場合は無理に確認せず、成長や羽化を待ちましょう。
Beetle Noteで個別飼育している3匹についても、現在は幼虫の特徴から性別を予想しています。今後も同じ3匹を追跡し、羽化後に予想が合っていたのか答え合わせする予定です。
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